2021-02-10 第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
まずお聞きをしたいのは、通級指導教室についてなんです。 生徒数が増えているということが紹介もありましたけれども、希望しても入ることができないといったような話もお聞きをしました。それで、潜在的なニーズがどれぐらいあるのかということも含めて実態を明らかにして、それに基づいて教室であるとか教員を増やすなどの改善が必要だというふうに思うんですけれども、実態と課題についてお聞かせいただけますでしょうか。
まずお聞きをしたいのは、通級指導教室についてなんです。 生徒数が増えているということが紹介もありましたけれども、希望しても入ることができないといったような話もお聞きをしました。それで、潜在的なニーズがどれぐらいあるのかということも含めて実態を明らかにして、それに基づいて教室であるとか教員を増やすなどの改善が必要だというふうに思うんですけれども、実態と課題についてお聞かせいただけますでしょうか。
通級指導教室の充実や校内設置など、特に小学校への具体的支援対策をどのようにお考えか、この点について、大臣、お聞かせください。
また、発達障害ですとか自閉症があるお子さんが週に一回だけ通うような教室、通級指導教室というものも全国で展開してくださっておりまして、実に十万人近い児童が利用しているとも聞いておりますし、先ほどの答弁にもありましたように、医療的ケア児についても予算を押さえてくださっております。本当に感謝申し上げます。
しかし、教員が十分に確保されないために通級指導教室が開設されず、いわゆる待機児童が相当数いるといった状態にあります。法改正をきっかけに、通級指導教室の開設の増加などが期待されるもので、保護者、教職員からの要望に応えた、教育条件の改善につながり、賛同するものです。
幼児及び小中学校の児童生徒を対象に、聴覚及び言語についての課題の改善、克服に必要な技能を身に付けさせるため、「ことばの教室」と呼ばれる通級指導教室があります。その指導は一般教員が行っていることが多いようです。 一方で、言語聴覚士という専門職があります。言語聴覚士は一九九九年に国家資格として誕生した新しい専門職です。
しかし、教員が十分に確保されないために通級指導教室が開設されず、いわゆる待機児童が相当数いるといった状態にあります。 本法案により、教員を安定的に確保するために、対象となる児童生徒数による配置を行う基礎定数化が実現します。今後、通級指導教室の開設の増加などが期待され、保護者、教職員からの要望に応え、教育条件の改善につながるもので、賛同するものです。
ぜひ、今度の法改正、基礎定数化の機会に、全ての学校に通級指導教室を設置できるよう、計画的に見通しを持って進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
通級指導教室の設置数と先生の数が圧倒的に足りない、通級させたいが、他校通級で、距離と時間を考えるととても無理だという実態を紹介いたしました。 この会が発行している会報を読みますと、通級に通っている子供たちや通わせている親御さんたちの、教室があって本当によかった、こういう思いがこもごも語られておりまして、大変胸を打つわけです。少し紹介したいと思います。 ことばの教室の卒業生のKさん。
私は、昨年の臨時国会で、通級指導教室に関する財務省、財政審の主張に対しての質疑を行いました。松野文科大臣は、その中で私の質問に答えて、「通常の学級に在籍しながら障害の状態に応じた特別指導を受ける児童生徒は、十年間で二・三倍に増加をしております。」「個に応じた必要な指導が受けられていない児童生徒が相当数いる実態を踏まえれば、一刻も早く対応することが必要だと考えております。」と述べられました。
また、私立の高校に在籍する生徒も公立の通級指導教室に通うことができればいいというふうに思うんですけれども、今後の通級制度の取り組みの方向性についてお伺いをいたします。
他校通級が当たり前になっている状況の中で、親御さんが車で一時間から一時間半かけて通級指導教室のある学校まで送っている、そして一時間の指導を受けて、また一時間半かけて帰るとおっしゃっておられました。中には、通級指導教室のあるその近くにわざわざアパートを借りて通っている子供もいる、そういうお話でした。
第三の理由は、外部人材を活用することで通級指導教室を設置していない自治体もある、先ほど副大臣が御引用されたことかというふうに思います。 では、通級指導教室を設置していない自治体は通級指導教室が必要ないと言っているのでしょうか。財政審建議でも引用されている「発達障害のある児童生徒の指導等に関する全国実態調査」ではどうなっているか、文科省、お答えください。
委員御指摘の、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が実施いたしました「発達障害のある児童生徒の指導等に関する全国実態調査」におきましては、通級指導教室を設置していないと回答いたしました三百九十七自治体から、通級指導教室の必要性について回答のなかった十九自治体を除いた三百七十八自治体のうち、その五八・二%に当たります二百二十自治体が、通級指導教室が必要だが現在は設置していないという回答をしております
すると、全体の七六・五%が通級指導教室は発達障害のある児童生徒の指導の場として有効に活用されていると思うと答えているのです。その理由として、通常の学級において通級による指導の効果が現れているからだと皆さん答えているわけです。
文科省の実態調査でも、五十の自治体が、発達障害の児童生徒がいるが通級指導教室の設置は必要ないというような回答をされており、その理由として最も多いのが、支援員の活用により指導、支援できているというものでございます。 こうした事例も含めまして、丁寧に分析し、具体的な対応を検討していきたいと、かように考えてございます。
発達障害を持つ児童生徒への対応についても、通級指導教室の設置を必要とせずに、外部人材により対応している自治体もあり、また通級指導に関する教員一人当たりの児童生徒数は都道府県別に大きな開きがある、そういった実態も踏まえながら、丁寧な検証、分析を行う必要があるというふうに考えており、繰り返しますが、基本的な方針というものは変えていないということは申し上げております。
通級指導教室で行われる通級指導そのものは正規の教育課程の一部とされておりまして、教員が指導することが原則となっておりますので、これは外部人材を使用することはできません。
その上で、先ほども申し上げましたように、通級指導教室の設置以外の方法によって発達障害の児童生徒にも対応できる、そういった例もあるということ……(吉川(元)委員「いや、これはどういう意味なんですかと言っているんです」と呼ぶ)
具体的には、今申し上げました通級指導、小中学校の普通学級に在籍をいたしまして、言語障害、学習障害、ADHDなどのお子さんたちを対象に、通級指導教室で学習上あるいは生活上の困難の改善、克服に必要な指導を実施していただく分、あるいはいじめ、不登校対策、これにつきましては、保護者との面談や関係機関との連携、それから、校内研修会や対策委員会の実施、家庭訪問、別室登校、さまざまな必要がございます。
これに、小中学校の情緒障害を対象とした特別支援教室や通級指導教室で支援を受けている子供の数を重ね合わせますと、実際に教育現場などで支援を受けているのは全体の一%ぐらいしかいない。これは、発現率を〇・二%にしても、二、三%ぐらいしかいないというような現状が推測をされるわけです。 何の支援も行われていない大部分の子供たちはどのような状況に置かれているのか。
現在進められている特別支援教育、特別支援学校や特別支援教室、通級指導教室など、整備充実が進められているわけですが、その流れが今後変わっていくのかどうか、このことも含めて、具体的にどのように取り組みを進めていこうとしているのか、まずお伺いをしたいと思います。
この間、特別支援学校、特別支援学級、通級指導教室など障害児教育の場は在籍者数が増加し、特別支援学校の大規模化、マンモス化が大問題になってまいりました。我が党は、東京、大阪などの実情を調査した上に立って、本日皆様方に配付させていただいた、「障害のある子どもたちの教育条件を改善するための緊急提案」を発表いたしました。
通級指導教室に通う子供が、二〇〇六年の五月一日現在、大阪全体で千二百八十四人だということなんですね。二〇〇一年度と比較しても、教室数というのは五つふえたけれども、児童数は一・七倍だということでございます。 これは、ある学校の通級指導教室ですけれども、〇五年度の五月の開始時は、自校の生徒は九人だ、他校の生徒が十三人。
それで、これは、東京で、ある情緒障害児の通級指導教室に通っている子供の親の手記をいただきましたので御紹介したいと思うんですが、このように書いていらっしゃいました。 通級指導というのは、学力向上以上に、精神面での安定という意味ではとても大切だ。四十人学級の在籍学級において、対人関係が苦手で学力の低い子供は、主体的に力を発揮し、周囲に認められる場面が少ない。自己嫌悪に陥る場合が多々ある。
御存じのように、ダウン症は染色体異常による知的発達の遅れなどの障害でございますし、自閉症は中枢神経系の何らかの要因による機能障害が発生しているということからの症状でございますので、本質的には違うわけでございますが、いずれにいたしましても、今日、自閉症あるいはダウン症のお子さんの児童生徒につきましては、障害の状況やあるいは発達段階に応じて、主として養護学校が中心になり、また小中学校の特殊学級又は通級指導教室
通級指導を含むこのような適切な指導を受けられる仕組みの整備が急がれるというふうに私は考えますが、現在、通級指導教室というのは全国の小学校で千四百十五校、通級教室は二千二百七十七教室ございまして、中学校では百九校、百三十七教室でございます。
また、当校では、言語障害児通級指導教室である「ことばの教室」も設けております。「ことばの教室」では当校のみならず他校の通常学級在籍の言語障害児に対しても、障害に応じた指導、いわゆる通級指導を行っております。